著者のコラム一覧
森本潔元プロ野球選手

1942年、愛媛県出身。立教大を中退し、三協精機を経て63年に阪急ブレーブスに入団。5番打者として長く活躍し、オールスターにも選ばれた67年は球団史上初のリーグ優勝に貢献。巨人との日本シリーズでは首位打者に輝き、ベストナインも受賞した。77年から中日に移籍し、79年に引退。引退後は評論家活動や、会社経営などを行った。通算1450試合、1122安打、146本塁打、572打点、打率.248。

「〇か×か」西本幸雄監督が起こした信任投票事件の内幕とその顛末

公開日: 更新日:

 結果的にこの監督信任投票事件は、不満分子を一掃し、チームの結束を固めることになった。

 1966年10月24日から始まった秋季練習の最終日、西本は、この年ドラフト2位で入団し、一軍で18試合に出場していた内野手・斉藤喜を呼び、声をかけた。

「もっとやる気があるなら、シーズンオフも練習を続けてみないか。俺も一緒に付き合うから」

 斉藤は習志野高校で谷沢健一(のちに早大-中日)と三、四番を打ち、将来を嘱望されていた。西本の提案に応え、オフに帰郷する予定を取り止めた斉藤。翌日から室内練習場でマンツーマンの打撃練習が続く。いわゆる「西本道場」の始まりである。

 オフの特訓を知った森本は、「自分も練習がしたい」と西本に直訴した。西本道場の二番弟子は、「押しかけ弟子」だった。

「あれほど自主的に練習したのは大学1年の秋から2年の春以来。とにかく体力、筋力をつけようと必死だった。ダンベルを使ってウエイトトレーニング、腹筋・背筋、腕立て伏せ。左右打ちにも挑戦したよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 2

    萩本欽一〈27〉坂上二郎さんは一番特別な人。あのボケは誰にもできないよ

  3. 3

    かつての「打率4割男」は期待外れで戦力外…西武・林安可は母国・台湾野手の低評価を覆せるか

  4. 4

    佐々木朗希と山本由伸は“抱き合わせ”だったのか…ドジャース入りの裏で「謎の日本人」が暗躍

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    佐々木麟太郎に「個別育成プログラム」…マーリンズ入りには低予算球団ならではの“うまみ”あり

  2. 7

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 8

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  4. 9

    (3)「森保監督は『指揮官に必要な冷徹さ』を確固たる信念として持っています」

  5. 10

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁