著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

愚痴を並べた挙句「全英にはもうこない」に失望、私は皮肉のひと言を投げた

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 前日の午前中は比較的穏やかな風だったが、午後からは一転、グリーン上のピンが折れそうなほど強くなった。2日目は薄曇りで風は弱かったものの気温は前日より10度以上は下がったはずだ。しかし、スコットランドのリンクスでは特別なことではない。

 当時、ジャンボの発言に失望し、その思いを次のようにつづり、日刊ゲンダイに送った。

「どんなコースであろうと、そのコースが要求する技を出してスコアをまとめようというのがゴルフではないか。メジャーのコースはその要求がきつい。そのことはみんな十分承知して挑戦しにきているのに、日本の第一人者がそのような発言をするのは情けない」

 ジャンボは海外に行くと、ホテルと試合会場を往復するだけ。練習場でも自ら世界の強豪に話しかけることはなかった。試合後、大勢の日本人記者に囲まれるジャンボを見て「何事だ!?」と奇異な目で見る外国選手もいた。

 ジャンボはこの年も国内で4勝を挙げ、6度目の賞金王になった。国内で見せる圧倒的な強さとのギャップを埋めることができなかったのは、メンタルの問題が大きかったと思う。

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