「俺みたいな遊び人は短期決戦が合っていたんだ」 1967年日本S、巨人に敗れるも打撃賞を受賞した
「日本シリーズといえば、ダチ(足立)さんだなあ」と語る森本。「四天王」と呼ばれた先発4本柱、米田哲也、梶本隆夫、石井茂雄、足立のうち、巨人に通用したのは足立だけだった。
続く第5戦も足立は八回裏からリリーフで登板した。同点で迎えた九回表、森本のレフト前ヒットを皮切りに、1死満塁の場面で足立がセンター前ヒットを打ち、勝ち越した。九回裏を足立が0点に抑え、連勝を飾る。
西宮球場へ戻った第6戦、西本幸雄監督は米田を先発させるが、立ち上がりからヒット、四球で満塁。急遽リリーフに梶本が登板するが、二回にKOされた。三番手に疲れの残る足立がマウンドに登ったが、奇跡は起こらず、打ち込まれる。巨人のシリーズ3連覇が決まった。
巨人・川上哲治監督の胴上げが終わった後、表彰式が始まる。敗れた阪急からは3本塁打5打点のスペンサーが優秀選手賞、2勝を挙げた足立が敢闘賞。森本は全試合にヒットを打ち、.348、3打点、1本塁打で打撃賞を受賞した。サングラスをかけた森本が賞品を受け取る写真が残されている。


















