打者は「日程的にも不利」と球界OB高橋善正氏が危惧…侍Jはメジャー組が足かせになりかねない
不安要素は投手より打者
投手では菊池雄星(エンゼルス)がオリックス相手にいきなり3失点。時差ボケも残る中、投打のメジャー勢がピリッとしないのが懸念材料だ。巨人OBで評論家の高橋善正氏がこう言った。
「メジャー組は強化試合からしか実戦ができないなどの制約があって、思うような調整ができないのは最初から分かっていたことでしょう。今回は総勢8人と多いだけに、逆に足かせにならないか。彼らにはメジャーリーガーとしてのプライドがあるし、起用法も限定される。調子が上向かないからといって、菊池をロングリリーフに回したりはできないでしょうから」
実戦が少ないと影響が出るのは、投手より打者だという。高橋氏が続ける。
「メジャー組のスイングに迫力があるのは認めるが、タイミングが合っていたのは、吉田と鈴木の本塁打ぐらいで、大谷も村上も速球に差し込まれているのが気になる。メジャー組は日本に帰国してから1週間ぐらい試合に出られないスケジュールも影響している。本番前の実戦が2試合というのは少なすぎる。本来なら、あと数試合は実戦を積みたいところだろうが、もう待ったなし。例えば中軸に置きながら、無安打の村上や岡本の調子が上がらない時、好調を維持しながら控えに回る佐藤輝明(阪神)とスパッと代えられるか。長打力を重視してメジャー勢5人を上位に置くことで、采配が窮屈にならないか。米国で調整し、日本で本番を戦い、準々決勝から再び米国に渡るというメジャー組がコンディションをつくるのが難しい日程。メジャーの選手が多い日本には不利に働きかねません」
井端監督の「メジャー偏重」が裏目に出ないか、一抹の不安が残る。


















