私が重視した“世界基準” 「リゾートトラストレディス」に込めた狙いと女子プロへの期待
河本結が今季2勝目を挙げた「リゾートトラストレディス」は私がセッティング担当でした。
舞台は世界的に有名な設計家ロバート・トレント・ジョーンズ・シニアが晩年に手がけた女子ツアーには珍しい本格的なアメリカンタイプです。1グリーン制で面積が広く、奥行き48ヤードの1番や、奥行き10ヤードで斜めに50ヤードの幅がある13番など形状は変化に富んでさまざまです。
そこに3つ4つの起伏があり、傾斜を利用してピンに寄せるイメージが要求されるなど、落としどころが限られます。フェアウエーもうねって、いろんなライが待ち構えるなど選手の総合力が試されました。さらに予選1日目は南南西6~7メートルの風が吹き、2日目になると逆の北西の風7メートルとボールコントロールに苦戦する選手が続出です。
私が会場に入ったのは月曜日。天気予報を確認してから優勝スコアは10~13アンダーだと想定しました。
最終18番で河本とプレーオフに残った吉沢柚月の2人がバーディーを決めて10アンダーに届き、セッティング担当としては狙い通りで胸をなで下ろしています。
初日の平均スコアは74.225。2日目は前日とは逆の強風を考慮して5ホール(2、6、7、13、15番)でティーマークを思い切って30~40ヤード前に移動しました。
しかしフォロー風に飛びすぎて罠にはまる選手もいて平均スコアは74.470。4日間でもっとも悪い数字になりました。
予選からピン位置が難しかったのですが、そもそもカップが切られる平坦なエリアが4、5カ所しかなく、そのなかでも厳しいところを選びました。予選ラウンドは出場人数が多いため、全員がホールアウトするプレー時間を考慮すれば、難しいピンは切りづらいのですが、4日間戦
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