広陵暴力問題で辞表提出の中井前監督に「現場に未練」の証言…“人間性は二の次”で新興校監督就任の現実味
広島の広陵高野球部の暴力問題を巡り、中井哲之前監督(63)が、この日(10日)までに辞表を提出したことが分かった。
広陵は春夏通算53度の甲子園出場を数える強豪だが、昨年1月に当時1年生だった部員が寮内で上級生から暴力を受けたことをきっかけに転校。この事案がSNS上で拡散され、昨夏甲子園大会1回戦勝利後に出場を辞退。中井監督は甲子園大会後に監督を退任し、副校長から参与に降格していた。
第三者委員会からの報告を受けた広陵は先月、野球部の改革に乗り出すとし、「全寮制の廃止」などを打ち出したばかり。広島の高校野球関係者がこう証言する。
「ただでさえ、不祥事の影響で有望な中学生から敬遠されているのに、全寮制廃止で、基本は自宅通学に変わるそうです。これまでのように関西などから有望な中学生を集められなくなる。昨秋は県で優勝しましたが、中国大会は早期敗退。はっきり言ってジリ貧状態です。中井さんはまだ現場に未練があるみたい。実績はあるだけに、ほとぼりが冷めたら、野球部を強化したい新興校から声がかかるのではないか。あるいはすでに声がかかっているか……。パワハラ問題で解任された横浜の元監督だって、しばらくして兵庫の私立校の監督に就任して、近畿大会出場一歩手前までチームを強化している。少子化の今の時代、私学は生き残りに必死。人間性はともかく、チームを強化できる腕のいい人は、放っておかれないのです」
中井氏は歴代7位の甲子園春夏通算41勝。1991年春と2003年春の2度、広陵をセンバツ優勝に導いている。


















