『Jリーグタイム』今井美桜さんが明かす「人生観が変わった」0泊3日のカタール大会弾丸観戦

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高すぎる値段「早々にホテルは諦めた」

 ──前回の2022年カタール大会は0泊3日の超弾丸旅行で現地観戦。

サッカーの仕事をしたいなと思えたのも、この経験が大きかったかもしれません。客室乗務員をやっている友人と2人で『見に行きたいね』という話になり、開幕1週間前に行くことを決めました。直前だったので、1泊30万円くらいのホテルしか空いていなくて、テントみたいなところも1泊10万円。『起きていれば大丈夫だよね』と早々にホテルで寝ること、泊まることは諦め、『空港でシャワーを浴びよう』と。ただ、直行便も空席がなくて、タイ経由で22時間くらいかけてカタールに行きました。楽しみすぎて、飛行機の中では全く眠れませんでした。着いたその足で試合を観戦、終わって少し街を観光したらすぐ飛行機の時間になっていました。試合が13時で、観光中に『夜景がキレイだなあ』と思って見たのを覚えているので、朝日は見ていない気がします(笑)」

 ──それで空港でシャワーを浴びてとんぼ返り。

「日本戦じゃなかったので、日本の方が全然いなかったんですが、試合後にふと日本人女性の方2人と目が合って『あ……』と。そこでシャワーの話をしたら、その女性2人が『すぐ近くに私たちが泊まっているホテルがあるから、そこのシャワーを使って。ベッドメーキングが1日2回入るし、タオルも替えてもらえるから気にしないで』と。相当高いホテルだったと思います。初めて会った方にそこまでしていただいて、感謝しかありませんでした。そういう出会いも含めて、短い滞在ながら本当に人生観が変わるくらいの体験ができた。国を背負って戦う選手たちの姿に心を動かされました。本当に行って良かったと思います」

※観戦したのは11月22日のサウジアラビア対アルゼンチンの一戦。メッシがゴールを決めながら、サウジアラビアがジャイアントキリングを成し遂げた。

 ──サッカーが仕事になってからはどんなことを意識していますか。

「今までは何も持たず、携帯も見ず、ただ観戦していましたが、番組を担当するようになってからは見るのも書くのも必死です。フォーメーション、交代で入った選手がどうやって流れを変えたのか……そういうこともメモしますが、あとで映像などを調べたら分かることなので、その場ではなるべく、自分が感じたものを書くことを大事にしています。ベンチ後方で試合を見ていると、たまに指示が聞こえてくることがあって、そこでしか聞けない言葉、空気感がある。監督が作戦ボードで何を伝えようとしているのか、選手に何を託したいのか。そういう映像には残らない、現地だからこそ気づける部分をメモするよう心がけています。だから、座席はできるだけベンチの裏を狙います(笑)」

 ──今大会で注目している海外選手は?

「イングランド代表のベリンガム選手です。若い(大会開幕前で22歳)のに、あのレアル・マドリードの中でもチームを引っ張っているので、代表でもリーダーシップを取れるのではと注目しています。ドリブル、シュート、パス、すべてのクオリティーが高すぎて、円グラフを作ったら全部はみ出るんじゃないかというくらい。特徴はどこと言われると、逆に何だろうってなるぐらい全部が完璧だと思います。同じ若手だとスペイン代表のヤマル選手(同18歳)にも注目しています。ケガをしたというニュースもありますけど、10代でスペイン代表に入れるだけでもすごいですし、名門のバルセロナでも活躍している。18歳とは思えない落ち着いたプレーで、職業は違うけど見習わなきゃいけない部分があるなあと思っています(笑)」

(聞き手=中西悠子/日刊ゲンダイ

▽今井美桜(いまい・みお)1997年4月9日生まれ、埼玉県出身。2017年、青山学院大学在学中に「ミス青山」グランプリを受賞。20年、大学卒業と共に小学校教諭の教員免許を取得。モデルやニュース番組内のお天気キャスターを務め、24年2月からNHK BS「Jリーグタイム」のキャスターに就任。特技はバスケットボールピアノ

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