B組首位決戦カナダvsスイス…開催国の新たな歴史か、欧州の常連が意地を見せるか【日本時間25日朝4時キックオフ】

公開日: 更新日:

スイス

 経済協力開発機構(OECD)によると、スイスの外国生まれ人口比率は2024年時点で32.2%。OECD内ではルクセンブルク、オーストラリアと並ぶ上位の水準にある。

 欧州有数の移民国家は、サッカーのメンバー構成にも顕著に表れている。

 グラニト・ジャカ=コソボ系アルバニア人 

 デニス・ザカリア=南スーダン系 

 ブレール・エンボロ=カメルーン出身

 ゼキ・アムドゥニ=トルコ系、チュニジア系

 代表チームが「移民国家の縮図」といわれるゆえんである。

 堅守がウリの欧州の常連国。今回も欧州予選B組を無敗で1位通過。EUROでも近年は安定感を増し、21年、24年と2大会連続8強入りした。

 ただし、W杯優勝は一度もなく、最高成績はベスト8。最後に8強入りしたのは、自国開催だった54年大会までさかのぼる。

 近年はベスト16止まりが続く。14年ブラジル大会、18年ロシア大会、22年カタール大会はいずれも決勝トーナメント1回戦敗退だった。大崩れはしないが、なかなか一つ上の階段には上がれない。

 そんなスイスを率いるムラト・ヤキン監督は司令塔のグラニト・ジャカを中心に、「4-2-3-1」「4-3-3」を基本システムとする。欧州屈指のくせものは番狂わせを起こすことができるか。

・過去最高 8強
・前回大会 16強
・予選成績 欧州予選B組1位 4勝2分

■キーマン:グラニト・ジャカ

 両親はコソボ系アルバニア人。父は旧ユーゴ時代、コソボ独立を求めるデモ参加で収監された過去を持つ。18年大会のセルビア戦では、ジェルダン・シャキリとアルバニアの国旗を連想させるポーズをつくり、物議を醸した。FIFAはジャカとシャキリに1万スイスフラン(約1万ドル=約160万円)の罰金を科した。

 あれから8年、23-24年に独レバークーゼンでクラブ史上初のブンデスリーガ無敗優勝を支えるなど、司令塔として成熟。年齢的に最後のW杯になる可能性もあるだけに、ベスト8の壁を乗り越えたい。

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