ブラジルvsモロッコ 最多5度Vの王国と前回4強の北アフリカの雄を大解剖【日本時間14日朝7時キックオフ】
モロッコ
前回大会は準決勝進出。決勝トーナメントではスペイン、準々決勝でポルトガルを下し4強に入った。
3月に辞任したレグラギ監督の後を受けてU-20代表から内部昇格した新指揮官のワハビは、前任者の路線を継承しつつ、チームの完成度をより高める戦術を微調整。ほぼ一貫して用いられてきた4-3-3、4-1-4-1を4-2-3-1に組み替えて3月の親善試合を戦った。
攻撃は後方からのビルドアップが基本。2CBとエル・アイナウィの形成するトライアングルでボールを動かして、SBが高い位置を取る時間をつくり、プレッシャーラインを越えて前進したところから、サイドへ展開する。
中心になるのは、ハキミとブライムが連係する右サイド。ハキミが攻め上がって幅を取るのに合わせてブライムはハーフスペースに入り込み、中盤からパスを受けてフィニッシュへの道筋をつける。縦に抜け出すだけでなく、内に入り込んでコンビネーションにも絡むハキミとの連係で、多くのゴールが生まれている。ブライムはCFやトップ下(インサイドハーフ)と接続して中央から縦に抜け出す選択肢も握っており、そのコンビネーションから裏に決定的なスルーパスを送り込むこともできる。
ハキミとブライムが支配する右サイドを軸として、そこにタイプの異なるアタッカーを組み合わせて前線を構成し、さまざまな状況に対応できる点が大きな強みだ。
・過去最高 4位
・前回大会 4位
・予選成績 アフリカ予選E組1位 8勝
■キーマン:アクラフ・ハキミ
スペインの首都マドリード生まれの「世界最高の右サイドバック」は、モロッコ人の両親への感謝の思いからモロッコ代表を選んだ。北アフリカのアイドル的存在。
ドイツのドルトムント、イタリアのインテルを経て、たどり着いたフランス・パリSGでは、ルイス・エンリケ監督の指導の下で飛躍的に成長。22年大会で祖国を4位に導き、25年にはアフリカ最優秀選手に選出された。今大会も「サプライズ優勝候補」を牽引する。


















