23歳の守護神・鈴木彩艶は「5大会に出る」と宣言…恩師が明かす190cm到達の“練習間引き”秘話

公開日: 更新日:

GK鈴木彩艶(イタリア1部パルマ/23歳)

 過去7回のW杯で日本のゴールマウスを守ったのは川口能活(磐田GKコーチ)、楢崎正剛(名古屋GKコーチ)、川島永嗣(磐田)、権田修一(神戸)の4人だけ。5人目が23歳の若き守護神である。浦和ジュニアユース時代から長きにわたって指導した三菱重工浦和レッズレディース・工藤輝央スポーツダイレクター(SD)に話を聞いた──。

  ◇  ◇  ◇

 ──まずは出会いから教えてください。

「彩艶が小3でした。浦和のトップチームの練習場がある大原の近くに住んでいて、お兄ちゃんと来たのが最初です。『キーパーが大好きな子だな』という印象でしたが、そこまで飛び抜けた身体能力があるわけではなかったし、今みたいに世界で活躍するとは考えてもみなかったですね」

 ──浦和のジュニアユース、ユース、トップとすべてのカテゴリーで関わりました。

「それは本当に偶然です(笑)。長い時間の中でもし転機があったとすれば、中1~中2にかけて<練習を間引いた時期があった>こと。身長を伸ばすことをメインに考えて、週に1、2回しか練習させなかった。成長期に練習をさせ過ぎると身長が伸びなかったり、成長が止まったりする--という仮説があり、彩艶を休ませる判断となりました。中1の3月~中2の冬前までトータル8カ月やったら、身長が10センチ以上伸びて185センチ超となり、最終的に今の190センチに達した。現代サッカーでは、GKのサイズ感が非常に重要視されます。結果的にプラスに働いて良かったです」

 ──2010年代後半は鈴木を筆頭にハーフの大型GKが急増しました。

「JFAもサイズを重視して選手を選ぶようになりましたね。当時のハリルホジッチ日本代表監督が『代表GKは190センチ以上ないとダメ』と話していましたし、彩艶は良い流れに乗れて中3からU-15日本代表に呼んでもらえました」

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