日本を救った森保ジャパン小川航基 「帰れ」と言われて本当に帰ったエゴイストな高校時代

公開日: 更新日:

 日本時間15日に行われた北中米W杯1次リーグF組初戦。日本は強豪オランダと2-2で引き分けた。

 1点を追う終盤、伊東純也の右クロスに小川航基が頭で合わせると、ボールはゴール前の鎌田大地の頭に当たり、相手GKの手をはじいてネットを揺らした。得点者は鎌田となったが、小川が空中戦で競り勝ったことで生まれた貴重な同点弾だった。

 その小川は、少年時代から将来を嘱望されたエリートではない。横浜市の町クラブ・大豆戸FCでプレーし、Jクラブが数多くある神奈川県で育ちながら、ユースチームのスカウト網にはかからなかった。

 それでも、得点への執着と我の強さは人一倍だった。桐光学園時代には、「俺が点を取るからボールをよこせ」と言わんばかりのプレーで恩師と何度も衝突。

「1泊2日の遠征の初日のことでしたが、自己中心的なプレーがあまりにも目立ったので、『お前、いい加減にしろ。もう横浜に帰れ』と語気を強めたところ、本当に帰りました」(桐光学園・鈴木勝大監督)

 ところが、小川は翌日、再び遠征先に姿を見せ、「すみませんでした」と頭を下げたという。高校総体で敗れ、「もう練習に来るな」と突き放された時も、その日の夜に鈴木監督の自宅を訪ねた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    遠藤航「W杯欠場」の可能性浮上…森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮

  2. 2

    塩貝健人〈後編〉偶然なのか、意図的なのか…意見が分かれる代表デビュー戦の決勝アシストを解剖(國學院久我山高サッカー部監督・李済華)

  3. 3

    ラモス瑠偉さん「自信を持って楽しめばW杯V狙える」伝説の司令塔が明かす森保監督の素顔と日本サッカーへの提言

  4. 4

    自称“冷徹な男”森保一監督は故障の主将・遠藤航を切るのか、残すのか…タイムリミット迫る

  5. 5

    日本初戦の相手・強豪オランダに“不気味な隠し玉”…代表歴0試合でW杯メンバー入りした超速男の正体【日本時間15日(月)朝5時キックオフ】

  1. 6

    塩貝健人〈前編〉主要5教科は「オール5」も成績評価は“4.9”…慶大FWの強みと意外な弱点(國學院久我山高サッカー部監督・李済華)

  2. 7

    鎌田大地〈後編〉「主軸というより潤滑油であり、リンクマン。いないと日本代表のボールが回らない」(東山高監督・福重良一)

  3. 8

    森保ジャパン主将・遠藤航が離脱→代表引退表明の衝撃…2月に左足首・甲の靱帯を断裂、回復思わしくなく

  4. 9

    森保JがW杯直前の国際親善試合を“捨てた”メリット&デメリット…実戦はU-19代表との調整試合のみ

  5. 10

    銃撃戦にデモの恐怖…それでも日本にとってメキシコ開催がラッキーなワケ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  2. 2

    森香澄はピアニストを夢見て練習に打ち込むも、1浪して東京女子大現代教養学部へ…高校は都立新宿

  3. 3

    森香澄には「あざとかわいい」にとどまらない「主役体質」の素質アリ

  4. 4

    キオクシア株は「高値の花」…2期連続過去最高決算で時価総額40兆円も、個人投資家比率わずか5%

  5. 5

    渋野日向子に「全米女子プロ」逆転出場の道…勝みなみと3年連続タッグでツアー唯一のダブルス戦V狙う

  1. 6

    生田斗真の活躍を見て育った弟・竜聖は川崎の公立中学から中大法→フジテレビへ

  2. 7

    佐々木朗希の選手会脱退が若手逸材に飛び火 「電通が動いているんじゃないか」と広がった疑心暗鬼

  3. 8

    ナショナルズ小笠原慎之介「巨人入り」のウラ…「メジャー昇格の芽なし」の悲しい現実

  4. 9

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  5. 10

    高市事務所が選挙ネット戦略で手だれに接近のナゼ…中傷動画作成・拡散のキーマン松井健氏の“意外な実績”