「最も抑圧されたチーム」 イランが理不尽乗り越えベルギー相手に勝ち点1
価値ある引き分けだ。
FIFAランク20位のイランは日本時間22日、1次リーグG組第2戦で同9位のベルギーと対戦。デ・ブライネ、ルカクら世界的スターを擁する「赤い悪魔」の猛攻に対し、ゴール前に人数をかけて徹底抗戦した。シュートを23本も浴びながら最後の一線は割らせず、スコアレスドローに持ち込んだ。
他国にはないハンデを背負って今大会に臨んでいる。
開催国アメリカと母国の対立のあおりを受け、チームはメキシコを拠点に、試合のたびに国境を越えて現地入りする異常な日程を余儀なくされている。中には米国への入国を拒否されたスタッフもいるという。
その影響は初戦にも表れたのか、出場48カ国中、同ランク最下位のニュージーランド(85位)を相手に痛恨の引き分け。
後がない状況となったベルギー戦でも、米国入りが認められたのは試合前日の午後だった。翌日正午のキックオフを前に準備時間は16時間にも満たず、練習も通常の半分しかこなせなかった。ガレノイー監督が「今大会で最も抑圧されたチーム」と怒りをあらわにしたのも無理はない。
そんな逆境の中、強豪からもぎ取った勝ち点1。最終戦のエジプト戦(同29位)に勝てば、同国史上初の決勝トーナメント進出が決まる。理不尽はね返し、悲願達成なるか。


















