森保Jの悲劇的敗戦を分析…本気のブラジルに「コマ不足」「勝てるチャンスなし」「延長なら複数失点」
試合は序盤からボールを保持してペースを握るブラジルに対し、日本が上田綺世、MF前田大然、MF堂安律らが激しいプレスで対抗する展開。前半29分、その懸命な守備が先制点につながった。センターラインでボールを奪ったMF佐野海舟が自ら攻め上がり、右足のミドルシュートをゴール左に叩き込んだ。
この一撃がしかし、ブラジルを本気にさせた。日本は後半に入って怒涛の攻めを浴び、10分に左サイドからのクロスをMFカゼミロに頭で合わされて失点。サッカージャーナリストの藤江直人氏がこう言う。
「一番の敗因は、後半から戦い方を変えたブラジルに対抗できるだけの手立てがなかったこと。ブラジルは後半から攻撃のキープレーヤーであるFWビニシウスを左サイドに張り付かせ、ピッチを大きく使って波状攻撃を仕掛けていた。日本はFW三笘、FW南野、MF遠藤、大会に入ってからFW久保と故障者が続出したことによる駒不足もあって、選手交代や布陣変更などで試合の流れを手繰り寄せることができなかった。ブラジルは強くて上手かったと言えばそれまでですが、延長にもつれた場合、敵将のアンチェロッティ監督は『ネイマールを送り出す予定だった』と試合後にコメントした。効果的な選手交代の手立てに欠ける日本は、複数失点して完敗した可能性もあったと思います。日本としては延長も何とかしのいでPK決着に持ち込むのが、唯一の勝機でしたが……」


















