佐々木麟太郎はメジャー昇格前にトレードの可能性あり…有望株でも放出するマーリンズの球団事情
「ジャパンマネー」という“余禄”も
「育成力がある上に、球団の方針もあってトレードに積極的なため、多くの球団のプロスカウトはシーズン中からマ軍のマイナー選手のチェックを欠かさない。ドラフト上位指名で入団した選手でも放出をいとわず、シャーマン・オーナーが就任した翌年からは1巡目を含む上位指名選手3人を入団から3年以内でトレードしています。主力選手とセットでの移籍や、プロスペクト同士による1対1のトレードなど状況はさまざまですが、19年のドラフト1位で23年にアスレチックスに移籍したブルデー外野手(28=現レッズ)のように、移籍先で3年連続2ケタ本塁打をマークするなど、結果を残している選手は少なくありません」
15年ドラフト1位で入団したジョシュ・ネイラー(29=現マリナーズ)は、翌16年7月に複数人によるトレードでパドレスに移籍。19年にパ軍でメジャーデビューすると、その後は3球団を渡り歩き、昨季途中に加入したマリナーズでは主砲として24年ぶりの地区優勝に貢献した(打率.295、20本塁打、92打点)。
そんなマーリンズに加わった以上、トレードとは決して無縁ではない。日本でも注目度の高い佐々木には、日本企業のスポンサーなど「ジャパンマネー」という“余禄”も期待できる。マ軍の育成システムによって打撃、守備ともレベルアップを果たせば、他球団の編成担当者から獲得を打診される可能性もある。
「佐々木が大学で対戦した投手のレベルは低いため、1年目はマイナーの投手に苦戦するかもしれません。しかし、適応能力が高いため、2年目以降は長距離砲としての片鱗を見せ始めるのではないか。マ軍のマイナーは他球団以上に競争が激しいものの、同じポジションや同世代の選手同士が切磋琢磨して相乗効果が望めるだけに、佐々木にとってもレベルアップを図れる環境が整っている」(前出の友成氏)
佐々木は他球団でメジャー昇格のチャンスを掴むかもしれない。


















