MLBデッドライントレードで起きる“珍事” 主力を放出したのになぜか勝ちだす球団がある
タイガースは今季も同様の現象が起きつつある。7月末時点で51勝58敗になったため、ハリス編成本部長は白旗。FA流出が確実な大エース、スクーバルをドジャースに放出したところ、若手投手陣に上昇気流が吹き始め、わずか2週間足らずでPS圏内に浮上したのだ。
この快進撃はチームを出た大エース、スクーバルがドジャースでなかなか勝ちがつかないのと好対照をなすため注目度が高く、ハリス編成本部長の間抜けなイメージと、ヒンチ監督の辣腕ぶりがさらに増す結果になっている。
ヤンキースのキャッシュマンGMも2016年に判断を誤ったとしてメディアからこき下ろされたことがある。
同GMはチームが7月末になっても勝率5割のラインをさまよっているため、シーズンを諦めて最強の逃げ切りコンビだったA・ミラーとチャップマンを放出、同時にマイナーから大砲トリオ(ジャッジ、G・サンチェス、オースティン)を引き上げた。それを機にチームは白星を重ね、9月中旬には勝ち越しを10に増やし首位レッドソックスに肉薄した。9月後半に大砲トリオの当たりが止まったため、ヤ軍は失速してPS進出を逃した。皮肉にもデッドライントレードの名人として知られていたキャッシュマンGMの評判に傷が付くことはなかった。



















