「足だけの選手」から大変貌! 微妙な評価覆し“PSの顔”になったソフトバンク24歳の正体
「というのも、横浜高時代の評価は『足だけの選手』。50メートル5秒7の走力と、それを生かした守備範囲の広さは魅力的だったが、突出していたものはそれだけ。進学した神奈川大で打撃やグラブさばきを磨いたが、まだ硬さがあり、そもそも東都のような強豪リーグで揉まれたわけでもない。体が小さい(176センチ)こともネックで、ウチも4位までに残っていれば……くらいの評価だった。それをまさか、ソフトバンクが2位で指名したからぶったまげた。最初は自分の聞き間違えかと思ったほどです」
今季は5月こそ22試合で打率.328と好調だったが、6、7月は1割台と低迷した。そんな庄子に「初球から狙っていけ」とアドバイスをしたのが、横浜高の先輩でもある近藤健介(33)だ。甘いボールでも初球は見送るタイプだった庄子は相手バッテリーに見透かされ、カウントを稼がれていた。先輩から助言をもらった8月以降は、打率.266と復調。その勢いのまま、ポストシーズンでも積極的な打撃を披露。この日の適時打も初球打ちだった。
試合後は、「前の打席(1打席目)がまっすぐで空振り三振だったので、それに負けないようにと強いスイングで打とうと思った」と話した庄子。
この日は同点の延長十回、柳田の代走で出場していたプロ通算1本塁打、今季0本の21年育成ドラフト2位の川村が決勝ソロ。返す返すも、層が厚い球団である。


















