2026年波乱のドラフト もっとも「得した球団」は中日、「損した球団」は…?
4位まで投手を指名しなかったヤクルトのナゼ
【損した球団=ヤクルト】
ヤクルトの指名には少し疑問が残った。今季は下位に沈み、投手陣の立て直しが急務のチームだからだ。攻撃力の強化も必要なのはわかる。しかし、4位まで投手を指名しなかったのは意外だった。上位で計算の立つ投手を確保してほしかったのが正直なところだ。
1位の藤沢涼介(東京ガス)と2位の佐藤悠太(東北福祉大)は、ともに長打力が魅力の外野手。私も2人の豪快な本塁打を見ている。藤沢は横浜スタジアムで場外に迫る一発を放ち、佐藤もソフトバンク1位の鈴木泰成(青学大)からバックスクリーンに運んだ。
ただ、現時点では2人とも緩急への対応に課題がある。私が都市対抗で見た藤沢は鋭い縦の変化球についていけず、佐藤も右投手の外角スライダーやフォークを追いかける傾向がある。プロで長距離砲として活躍するには、その克服が条件になるだろう。むしろ私は、守備力の方が優れていると思う。
一方、3位の福原聖矢(明大)は非常に楽しみな捕手だ。投手が崩れる前に異変を察知する野球勘の鋭さは特筆ものだ。4位の高田瑛大(都城高)も遊撃、二塁ともに守備力が素晴らしい。が、いい選手を取ることと、チームに必要な選手を取ることは必ずしも同義ではない。今回はそこが少し気になった。 (談)


















