奇妙な凶器による犯罪を描いた短編集│「ふしぎな凶器博物館」潮谷験著
「ふしぎな凶器博物館」潮谷験著
「石鳴採石場」で、頭頂部が潰れた男の死体が見つかった。石鳴家の長男、陽平だった。
現場には巨大なスプーンのようなものがあった。「投石機」と呼ばれる兵器で、スプーンのくぼみに丸石を載せて発射し、陽平を殺したと考えられる。移動用の車輪がついていて一人で移動させることも可能で、前日より30メートル移動していることが判明した。その朝、6時半ごろ、石鳴家の人間が岩がぶつかる音を聞いたという。
阿多警部補が、この投石機で30メートル先の標的に命中させることができる者がいるか尋ねたら、石鳴家の人間だけだという。(「投石機」)
他に、「かかし」など、奇妙な凶器による犯罪を描いた4編の短編。
(講談社 2035円)


















