ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

公開日: 更新日:

 監督としてドジャース佐々木朗希(24)、日本ハムの投手コーチとして大谷翔平(31)に関わったのが吉井理人ロッテ監督(60)だ。2人が出場した2023年のWBCでは侍ジャパンの投手コーチを務め、チームを優勝に導いた。その吉井氏に佐々木や大谷、前回のWBCについて聞いた。今回は【佐々木朗希編】。(聞き手=日刊現代/崎尾浩史)

  ◇  ◇  ◇

 ──メジャー1年目の姿はだいたい想像通り?

「ええ。あんな感じだろうと。開幕2戦目の日本で投げて160キロを超えたときは、もしかしたらやるかなとも思いましたけど、あのときは目いっぱい投げてたんで。反動があるかなと思ってたら、ありましたね。健康なピッチャーでも春先からあれだけ出力上げてたら、5月くらいに一回反動がきますから」

 ──右肩のインピンジメント症候群はロッテ時代と同じだと。

「肩の関節内で骨や筋肉が擦れたり、はさまったり……2024年も検査で調べたんですけど、(異常が)出てこない。人によって出る人と出ない人がいる。でも、本人の中で何か症状があって、感じていたはずなので」

 ──球速が上がらなかったのはロッテ時代からですよね。

「24年シーズンがそうです。まず、肩のコンディションが悪かったのと、投げ方も少しおかしくなってた。特にランナーが出たとき、クイックになったときは、足を上げたときに骨盤、お尻が落ちてしまう。調子が悪い時はそれがヒドくなり、球威、制球、球の質が悪くなります。お尻が下がると、リリースが狂い、最後まで狂っちゃうんですよ、ピッチャーって。そこが一番大事なんです。それは本人もロッテのコーチたちもスタッフも分かっていたんだけど、なかなか直らなかった」

 ──最後のリリーフはどうでしたか?

「だいぶ改善されていました。ランナーなしのときはよかった。けど、ランナーが出ると骨盤が後傾するクセが出てた。特に連投したときは、そうなってましたね。原因が何か、なぜ、骨盤が後傾するのかは分からない。おそらく体力不足だと思う」

 ──具体的にはどこが不足しているのですか。

「たぶん筋力と筋持久力が足りないのかなと。パワーはある。なければ160キロも出せない。朗希は体の柔軟性で投げたいタイプなので、筋トレをすると、それが硬くなる、しなやかさが損なわれると思い込んでるんでしょう。けど、筋肉はエンジンです。同じ出力を出すにしても、エンジンが大きい方が消耗は少ない。筋肉の回復力につながってくるので、先発は特にそこが必要です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の大誤算!「私の悲願」と豪語の消費税減税に世論「反対」多数の謎解き

  2. 2

    「エプスタイン文書」名前記載日本人のジャニーズ“顧問歴”が波紋…ファンの擁護と芸能界に広がる影響

  3. 3

    国民民主の“お嬢さま候補”が運動員買収容疑で逮捕 自爆招いた強すぎる上昇志向と国政進出への執着心

  4. 4

    高市首相が国民を騙し討ち…選挙公約記載なし「定額働かせ放題」を施政方針演説に突如ねじ込み

  5. 5

    愛子さまの将来に影響を与える高市政権「皇室典範改正案」66歳の誕生日を迎えた天皇陛下は…

  1. 6

    国民が気付いた税収減の危うさ…衆院選“争点つぶし”の副産物「消費税減税反対24.9%」で最多

  2. 7

    大谷翔平のWBC“緊急登板”は本当にないのか?「(自分が投げると)絶対に言う」と栗山英樹前監督

  3. 8

    4月からフリー転身の岩田絵里奈アナに立ちはだかる 「日テレ出身」の不吉なジンクス

  4. 9

    高市首相「コラム全消し」炎上やまず…過去発言の“ほじくり合戦”まで勃発で完全裏目

  5. 10

    和久田麻由子vs岩田絵里奈 "女子アナサバイバル”の勝者はどちらに?