「官能教育」植島啓司氏

公開日: 更新日:

■「男女雇用均等法のおかげで不倫のリスクも差がなくなりました」

 今のご時世、不倫をしようものなら手厳しく糾弾される傾向がある。なぜ不倫はいけないのか。男女の愛のありようが前近代的な狭義でとらえられることの不幸を論じたのが本書だ。

「芸能人の不倫騒動がマスコミの餌食になるけれど、実際のところは皆不倫していますよね。僕の周りで不倫していない人はいないし。自由な気持ちになれたことは悪いことじゃないと思いますよ。昔は不倫というと、女性の負担が大きかったけれど、今は男女間の差がなくなりましたからね。男女雇用機会均等法以来、やっと成果が出てきた気がします(笑い)」

■年齢の7掛けの気持ちで恋愛を楽しもう

 これだけ離婚率が高くなった現代、婚姻制度そのものが破綻しているともいえるのではないか。

「今までは女性は“選ぶ性”、男性は“まき散らす性”といわれてきましたが、もともと女性は愛人をつくる才能、多くの人を愛する才能を持っているんです。フランスをはじめEU諸国でも婚姻制度をとらない国が増えてきていて、男女ともに、性愛だけでなく複数のパートナーと好ましい関係を持つこと、時間軸で相手が変わっていく関係性というのが実は理想だと思いますよ」

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!