「理系の女の生き方ガイド」宇野賀津子、坂東昌子著

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■海外の大学への留学歴は女性学者に有利!?

 ド派手なサクセス物語から一転してスキャンダルへ転落したSTAP騒動。それでも「リケジョ」(理系女子)の進出は止まらない!?

■リケジョの生き方

 リケジョはいかなることで苦労し、いかなることで得をするのか。理想のリケジョになるには何を配慮し、何を主張すべきなのか。著者2人はまだ女性学者が文系でさえ少数派だった時代、ともに京大で発生学(生物学)と物理学をそれぞれ学んで研究者になった経験を踏まえ、これからリケジョを目指そうとする後進にアドバイスする。

 実験などの共同研究で活発に討論する理系はたくさん仲間ができ、就職にも有利。また女性なら生活者の視点を生かした新しい発想ができやすく、男が気づかない問題点や解決策にたどりつくことも少なくないという。面白いのは理系で一番難しいと思われがちな医学部が、実は女性の進出に好意的でない面があること。外科を目指した女性研修医が頭ごなしに結婚も子育てもあきらめろと言われたり、女性ほど古い医局制度の弊害の犠牲になりやすかったりするというのだ。

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