極上のミステリー特集

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 秋の夜長の読書に最適なのは、何といってもミステリーだ。世にあまたのミステリー作品があふれる中、今回は、最も勢いのある新鋭・気鋭による5作を紹介する。どの作品も時が経つのも忘れて没頭させてくれる極上のミステリーゆえに、寝不足にご注意を。

■「レミングスの夏」竹吉優輔著

 高校3年のアキラに、親友のナギが師匠と呼んでいた長峰から電話がかかってきた。その電話がきっかけで、久しぶりにかつての仲間モトオ、ミト、ヨーコが顔をそろえるが、一番会いたいナギはここにはいない。

 4年前の中学2年の夏、アキラたちはリーダーのナギが2年前から練ってきた計画を決行した。幼馴染みの5人は、そろって同じ中高一貫校に進学したが、その計画を完遂するため、入学後は校内でお互いに言葉を交わすことを自ら禁じ、常に秘密基地で相談を重ねてきたほどだった。そしてついにその日が来た。終業式の日、5人は市長の娘で生徒会副会長の宏美を誘拐して秘密基地のひとつに監禁する。そして宏美の解放と引き換えに町の改革を急ピッチで進める市長に、6項目の要求をつきつけたのだ。

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