男も萌えるアクアリウム入門編

公開日: 更新日:

 たとえ束の間であっても、男にとっては誰にも邪魔されない癒やしの時間と空間は何よりも欲しいもの。そんな心の底からの欲求に、無口な美女のごとく静かに寄り添ってくれるのがアクアリウムだ。最近では、水のゆらぎや水中の造形に吸い寄せられていく男たちが急増中。今回はそんなアクアリウムの魅力たっぷりの本を4冊ご紹介!単なる水槽オタクと侮れない、素晴らしくも美しい水の世界に溺れてみてはいかが?

 魚を飼うための水槽という概念をひっくり返した「水草水槽」というジャンルの楽しさを紹介したのが「すばらしきインドア大自然 水草水槽のせかい」(タナカカツキ著 リトルモア 1500円)だ。

 水槽といえば魚を飼うためのものとばかり思っていた漫画家の著者が、「水草水槽」というカルチャーに出合ったのは数年前。何度水替えしてもほんの数日で水が濁って臭いにおいを発していた金魚の水槽が、水草を入れたことで劇的に環境が改善したのがきっかけだった。魚よりもむしろ水草が主役になる水草水槽は、水の中に水草や石や流木を配置して立体的な絵画を作り上げていく「水景画」なる世界。実は世界中にファンが多くいて、毎年「世界水草レイアウトコンテスト」が開催されているというから驚く。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々