「たった1℃が体を変える」早坂信哉著

公開日: 更新日:

 温泉治療専門医の著者が、お風呂の温度とつかり方による、さまざまな健康効果を紹介する。

 肩こりは温めると痛みが軽くなることは知られているが、お風呂の場合は40度のお湯に10分つかるのが効果的だという。筋肉の緊張が和らぐだけでなく、自律神経の副交感神経にも働きかけ、ストレスによる肩こりも改善してくれるためだ。

 また、胃痛にもお風呂がいい。熱いお湯に入ると交感神経が刺激され、胃液を少なくするといわれている。そのため、胃潰瘍などのつらい胃痛には、42度ぐらいの熱いお湯に5分入って休憩を2~3度繰り返すのが有効だ。一方、消化不良による胃の不快感には、胃液の分泌を促す38度ぐらいのぬるいお湯に15分ほどつかるのがお勧めだという。

(KADOKAWA 1200円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?