「売国」真山仁著

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 物語の主人公は父親の遺志を継いで宇宙ロケット開発の夢に挑む八反田遥と、東京地方検察庁公判部の検察官・冨永真一とのふたり。

 宇宙航空研究センターのエース・寺島光太郎のもとで研究ができるようになった遥は、ロケット開発の夢をかなえようと希望に燃えていたが、予算なしには一歩も動かせない宇宙開発の現実や国防問題をからめた米国からの圧力など、多くの問題点に気づき始める。

 一方の冨永は、ある殺人事件での功績が認められて東京地検特捜部に異動を命ぜられ、宇宙開発に関わる大物政治家の収賄疑惑を追いかけることに。

 そんな折、大学時代からの親友が謎のメッセージを残して失踪した上に特定秘密保護法違反の疑いをかけられ、冨永自身にも危険な火の粉が降りかかるのだが…。

 経済小説「ハゲタカ」シリーズなど数々の社会問題を扱ってきた著者による、宇宙開発を巡る政治的な策略を描いた長編小説。

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