人類永遠のテーマ「夫婦」の物語

公開日: 更新日:

「あい 永遠に在り」髙田郁著

 上総の寒村で農家の三女に生まれたあいは、幼いころから糸を紡ぐのが上手で、伯母の年子に機織りを学ぶ。18歳になったとき、年子夫妻の養子・関寛斎に嫁ぐ。嘉永5年、佐倉で医術を学んでいた寛斎は、結婚を機に村に戻り開業するが、医院は開店休業状態が続く。師の勧めで銚子に移った2人は、貧しい者からは治療代も取らず、自らは質素な生活を貫き、人々の信頼を得る。

 やがて寛斎は、地元の名士・濱口の援助を受け念願の長崎への留学を果たす。

 そして明治になり、患者に尽くす寛斎と誰よりも夫を理解するあいは、開拓地北海道を目指す。

 幕末から明治へと激動の時代を生きた夫婦の愛と絆を描く歴史長編。

(角川春樹事務所 640円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 2

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  3. 3

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  4. 4

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  5. 5

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  1. 6

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 7

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  3. 8

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  4. 9

    大谷翔平、笑顔の裏に別の顔 日刊ゲンダイは花巻東時代からどう報じてきたか、紙面とともに振り返る

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情