「山月庵茶会記」葉室麟著

公開日:  更新日:

 かつて黒島藩の勘定奉行を務めた柏木靱負が豊後に帰ってきた。柏木は16年前、家老の座を土屋左大夫と争って敗れ、藩政から身を引いた。それだけではなく、妻の藤尾が不義密通の疑いをかけられて自害するという悲運にも見舞われた。京から帰国した柏木は養子のいる屋敷には入らず、荒れていた別邸を修繕して山月庵と名づけ、茶人としての生活を始める。柏木は山月庵で茶事を催すが、招いたのは、柏木を裏切って土屋についた者や、藤尾の密通の噂を知っていると思われる者だった。やがて、藤尾の死には藩の機密が関わっていたことが見えてくる。

 好評の黒島藩シリーズ第3弾。(講談社 1550円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「興味ない」から余計に怖い…上沼恵美子“女帝”たるゆえん

  2. 2

    お笑い界追放か とろサーモン久保田の“有名だった酒グセ”

  3. 3

    水道民営化のウラに…麻生財務相“身内に利益誘導”の怪情報

  4. 4

    M-1芸人の暴言騒動で存在感 上沼恵美子の“女帝エピソード”

  5. 5

    鳥谷は4億で大山は微増の3000万 若虎たちの嘆きを聞け 

  6. 6

    長澤まさみが表紙V15 「東宝カレンダー」泣き笑いの面々

  7. 7

    50秒の電話で“暴力集団”押し付けられた千賀ノ浦親方の不運

  8. 8

    日ハムと巨人では“雲泥の差” 注目2球団補強の中身と狙い

  9. 9

    30歳でNHK朝ドラ主演 戸田恵梨香ついに“後輩”に追いついた

  10. 10

    「第2の貴ノ岩」の懸念も…貴乃花が置いていった7人の地雷

もっと見る