「スクランブル 不死身のイーグル」夏見正隆著

公開日: 更新日:

 航空自衛隊第307飛行隊第4飛行班(F15イーグル)の風谷は、女性班長の美砂生と後輩の黒羽、そして同期の菅野とともに小松基地を飛び立つ。戦技競技会で飛行教導隊と対戦し全滅させた4人の噂を聞きつけ、アメリカ空軍が自軍のF22ラプターと訓練させたいと、DACT(異機種間模擬格闘戦訓練)を申し入れてきたためだ。

 空自は、MSIP改修機やヘルメット・マウント・ディスプレーなどの新装備を試すつもりだ。防衛省技術研究本部の真田の説明によると、風谷らが搭乗する改修機は、F22などのステルス機の探知が可能だというが、4人は探知しても分からないふりをし続けろと指示を受けていた。

 人気「スクランブル」シリーズ最新刊。

(徳間書店 660円+税)

【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」