【イスラームを知る】急速に存在感を増すイスラーム。これまでなじみ薄い日本人にも必須のイスラーム世界情報だ

公開日: 更新日:

「イスラームと日本人」洋泉社ムック

 一般に日本人にはなじみの薄いイスラームだが、実は関わりは意外に長い。さかのぼれば正倉院の御物はシルクロードを通って渡来したイスラーム世界のものが多くある。

 明治になると文明開化のもとで西洋の基準でイスラーム世界を「未開野蛮」とする福沢諭吉のような見方が広まる一方、会津藩白虎隊の生き残りとしてエジプトの運命に深く共感する作家・東海散士なども出てくる。日本人初のムスリムといわれる山田寅次郎や初のメッカ巡礼者・山岡光太郎らが出てくるのも明治。昭和に入ると満州国建設の機運をにらみつつイスラーム世界への接近を図る右翼の跳梁が目立つようになった。写真の多い便利なムック。(洋泉社 1300円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関復帰10勝での「休場」に現実味…天敵・大の里に初勝利も素直に喜べない理由

  2. 2

    暫定措置は7月で終了へ…「資格確認書」「マイナ保険証」迫るタイムリミットの対処法

  3. 3

    目黒蓮不在のSnow Man、ラウールが"次期エース"へ台頭か「めめラウ」が与え合う影響

  4. 4

    北陸新幹線の延伸ルート「桂川案」に決定でも難航必至…問題解決の奇策「フリーゲージトレイン」の可能性を考えてみた

  5. 5

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  1. 6

    安青錦が丸ごと吐露…相撲との出会い、日本語習得、「腹違いの兄貴」

  2. 7

    ウルトラセブンで主演の森次晃嗣さん「ずっと“モロボシ・ダン”と見られるのが嫌だった…」

  3. 8

    佐々木朗希また抹消…中6日も守れない“ひ弱な怪物”をそれでも全30球団が欲しがったワケ

  4. 9

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 10

    「働いて×5」では?…支持率急落の高市首相「睡眠不足」「家事多忙」SNSでアピールのトンチンカン