「生活安全課0係 ファイヤーボール」富樫倫太郎著

公開日: 更新日:

 科警研の小早川は、念願の現場勤務がかなって杉並中央署に赴任。本庁の指示で東大出のキャリアの小早川を受け入れることになった署では、問題署員を集めた「何でも相談室」を設置し、配属する。

 生活安全課出身の寺田と組んだ小早川は、さっそく立ち小便の通報があった家に向かう。さらにボヤの現場に向かうと刑事や鑑識まで来ていた。どうやら連続放火事件のようだった。犯人は、放火に用いるファイヤーボールを現場に残していた。小早川は、犯人はピロマニア=放火狂と確信。犯行がエスカレートする前に捕まえなければ被害者が出ると心配する。

 空気が読めないキャリア刑事の活躍を描く警察小説。放映中の連続ドラマの原作。(祥伝社 800円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾