「生活安全課0係 ファイヤーボール」富樫倫太郎著

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 科警研の小早川は、念願の現場勤務がかなって杉並中央署に赴任。本庁の指示で東大出のキャリアの小早川を受け入れることになった署では、問題署員を集めた「何でも相談室」を設置し、配属する。

 生活安全課出身の寺田と組んだ小早川は、さっそく立ち小便の通報があった家に向かう。さらにボヤの現場に向かうと刑事や鑑識まで来ていた。どうやら連続放火事件のようだった。犯人は、放火に用いるファイヤーボールを現場に残していた。小早川は、犯人はピロマニア=放火狂と確信。犯行がエスカレートする前に捕まえなければ被害者が出ると心配する。

 空気が読めないキャリア刑事の活躍を描く警察小説。放映中の連続ドラマの原作。(祥伝社 800円+税)


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