持たない・少ない・快適な暮らし

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「ひと月9000円の快適食生活」魚柄仁之助著

 実家は大正時代から続く古典料理屋、1956年生まれの著者が、貝原益軒「養生訓」の精神を現代に生かす。添加物の少ない手作り自炊食生活というと面倒で高そうだが、意外にも簡単で安い。野菜でおなかを大切にし、海の恵みは積極的に、肉と脂は太らないように取り入れ、ごはんと豆を最大限に活用する170項目のテキストが並ぶ。干物ふりかけ、さんまトマト煮、キャベツ蒸し鶏など、うまそうなメニューと料理の基本。1日1項目を実践すれば、半年間で身につく究極の実用書だ。97年刊行17万部売れた同タイトルの改稿・文庫化。(飛鳥新社 694円+税)

【連載】ザッツエンターテインメント

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