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「覇道の槍」天野純希著

 都の合戦に出陣していた父の長秀が味方の裏切りに遭い自害。千熊丸は9歳で家督を継ぎ、元長を名乗る。京では、幕府管領として権勢をふるっていた細川政元の死後、澄元と高国の養子2人が家督と管領の座の奪い合いを繰り返していた。

 11年後の永生17(1520)年、阿波守護家出身の澄元を擁する祖父・之長に従い、高国軍勢と対峙した元長は、人々を苦しめる戦に疑問を抱く。やがて澄元が病死。澄元の後を継いだ六郎に仕える元長は、分裂して阿波に逃れてきた足利将軍家の義賢とともに幕府を再興するために動き出す。

 時の政権に代わる堺公方府の樹立に貢献した武将・三好元長の悲運の人生を描く戦国史小説。(角川春樹事務所 780円+税)


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