「新選組と刀」伊東成郎著

公開日: 更新日:

「今宵、虎徹は血に飢えている」という名ぜりふで知られた近藤勇の佩刀(はいとう)・虎徹については諸説がある。虎徹には偽物が多く、一流の刀工・山浦清麿の打った刀に虎徹の偽銘を入れたものを売りつけられたとも、将軍家からの拝領刀だともいわれている。だが伏見の戦いで肩を銃で撃たれた近藤は、徳川慶喜が兵を捨てて大阪から逃げ出したことに失望し、虎徹を手放したと伝えられる。虎徹は後に明治政府の官僚として活躍した金子堅太郎が手に入れ、関東大震災で焼けてしまったが、打ち直して銘刀の姿を取り戻した。

 他に土方歳三が愛した会津の銘刀・和泉守兼定など、新選組ゆかりの刀について検証した一冊。(河出書房新社 1600円+税)





日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  2. 2

    元宝塚男役トップ明日海りおは“ポスト天海祐希”の大本命

  3. 3

    渋沢栄一の不思議 なぜ“名を冠した企業”が1社しかないのか

  4. 4

    浮上する緊急宣言「3.21全国拡大」変異株感染が各地で続々

  5. 5

    多部未華子の夢は「子育てに没頭」 ファンが案じる女優引退

  6. 6

    北川景子もハマっている「盛り塩」なぜ広まった?注意点も

  7. 7

    小池知事“菅攻撃”画策不発でブチ切れ!宣言延長も政争の具

  8. 8

    渋野はコーチと決別し遼ら助言…丸腰参戦に「最悪」の指摘

  9. 9

    小池知事「全国知事会コロナ対策会議」5回連続欠席のナゼ

  10. 10

    大河「青天を衝け」の死角 渋沢栄一の“カネと女”どう描く

もっと見る

人気キーワード