「死んだライオン」ミック・ヘロン著、田村義進訳

公開日: 更新日:

 保安局(通称MI5)の任務中に失敗を犯したスパイたちが集められ無為な仕事を与えられる「泥沼の家」。そのリーダーのラムは、同じ時期にベルリンに駐在していた元スパイ、ディッキー・ボウの死に疑問を抱く。

 今はアダルトショップで働くボウは、通勤途中のバスの中で死んでいた。検視では心臓発作となっていたが、兄弟に成り済ましたラムが、ボウが死んでいた座席を調べると、シートの隙間に押し込まれた携帯電話が見つかる。携帯電話のメールの下書きのフォルダに「蝉」とだけ書かれたメッセージが残されていた。それは旧ソ連の幻のスパイの暗号名だった。

 窓際スパイたちを主人公にした長編ミステリー。(早川書房 1060円+税)


【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平、笑顔の裏に別の顔 日刊ゲンダイは花巻東時代からどう報じてきたか、紙面とともに振り返る

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  4. 4

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  5. 5

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  1. 6

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  2. 7

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  3. 8

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  4. 9

    高市政権はいつまで続くか 歴史の岐路となる2026年を大予測(1)

  5. 10

    ダイナミックな年に