「NASA式 最強の健康法」ジョーン・ヴァーニカス著 堀川志野舞訳

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 無重力空間で過ごした宇宙飛行士は骨や筋肉が弱ることが知られているが、座りっぱなしで体を動かさない現代人のライフスタイルも、同じような悪影響を与えることが明らかになってきた。

 宇宙ほど急激ではないものの、1年間で骨密度や筋肉量が1%ずつ減少し、心血管機能も低下するなど、全身に衰えが及ぶ。さらに、血管平滑筋の内皮細胞が減少し、勃起力が弱まることも分かってきたというから恐ろしい。

 本書ではNASA式のエクササイズを紹介しているが、大切なのは1日に何度も立ち上がること。そのたびに血管が収縮して血流やホルモンに変化が起き、神経も刺激される。1日8時間以上デスクワークをしているビジネスパーソンは、今日からでも頻繁に立ち上がる習慣をつけよう。(ポプラ社 840円+税)


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