「パレートの誤算」柚月裕子著

公開日: 更新日:

 瀬戸内海に面した津川市の市役所臨時職員・聡美は、生活保護に関する業務を行う社会福祉課で働く。生活保護費の支払日、午後から受給者の住宅訪問に出かけたベテラン職員の山川が、時間になっても戻らない。翌日、アパート火災の現場から見つかった遺体が山川と判明する。職場に聞き込みに来た刑事によると、山川の死は焼死ではなく、殺人によるものだという。

 聡美は、山川が自宅に高価な時計のコレクションを持っていたと刑事から聞き、耳を疑う。山川は仕事に誠実に向き合う尊敬できる人柄だったからだ。山川が担当していた金田が火事の後、連絡がつかないと刑事に知らされた聡美は、胸騒ぎがする。金田は聡美の兄の友人だった。生活保護の現場をリアルに描く社会派ミステリー。

(祥伝社 730円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    織田組長の絆會が近く解散を発表か 山健組の分裂話も浮上

  2. 2

    第2、第3どころか…木下優樹菜引退の裏にいる「4人の男」

  3. 3

    上昌広氏が“夜の街”叩きに警鐘「感染が蔓延するパターン」

  4. 4

    渡部建一家に海外逃亡計画 佐々木希が離婚を迷う2つの説

  5. 5

    火野正平の“人徳” 不倫取材なのに周りから笑みがこぼれる

  6. 6

    “シースルー看護師”が懲戒処分撤回後にモデルに抜擢され…

  7. 7

    安倍首相の熊本視察にブーイング…惨事便乗“成功体験”崩壊

  8. 8

    綾瀬はるかと交際報道 韓国人俳優ノ・ミヌの気になる素性

  9. 9

    小池都政に隠蔽発覚「コロナ感染予測文書」を破棄していた

  10. 10

    一部のファンとの紐帯も切れた暴力団・山口組のやりっ放し

もっと見る