「信長嫌い」天野純希著

公開日: 更新日:

 老いた豊臣秀吉は、織田信長の嫡孫である秀信を招いて、祖父に生き写しの顔をまじまじと眺めた。そして突然錯乱し、「お許しくだされ、上様」と叫んだ。秀吉は織田家中で主導権を握るために秀信を利用しながら、権力を握ると、秀信に岐阜城とわずかな捨て扶持を与えただけだった。秀信は秀吉が自分にひれ伏す姿を見て、自分の中に流れる血にはこれほどの力があることに気づいた。秀吉の死後、徳川と前田らの対立を見定めようとしていた秀信の元へ、石田三成が訪れる。(「秀信の憧憬」)

 戦国武将・今川義元や伊賀の上忍、百地丹波ら、信長によって人生を狂わされた7人の男を描く時代小説。(新潮社 1700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網