余波舎/NAGORO BOOKS(京都・西陣)「西陣ほんやら洞」だった場所に2024年オープン
細い道が碁盤の目状に交差する京都・西陣へ。ゆらゆらと歩いて着いたのは、1階がイタリアンレストランの町家改造建物。階段を上がり、「わっ」と心の声をあげた。素晴らしい風合いの本屋空間が広がっていたからだ。
「17坪ほどですが、天井が高いので、実寸より広く感じていただけるようです」と、店主の涌上昌輝さん。
チェーンの書店に勤務していたが、独立し、2024年にここ「余波舎」を開業。この物件は、「文化的なことに理解があるオーナー」だったことが決め手になった──と聞きつつ、ふと吹き抜けの壁に目をやれば「ほんやら洞」の看板が。えっ? 70年代から出町にあった、カウンターカルチャーの発信基地的なあの喫茶店と関係あるの? と、私が思ったことを察した涌上さん。「90年代の出町のほんやら洞経営者が、2000年、ここを買って『西陣ほんやら洞』を。僕が出合った時、2階が空いていたんです」
余波舎のオープン記念に、そのオーナーと、作家・黒川創さんが対談をした。「これに収録されています」と、涌上さんが「生きる場所をどうつくるか」を手にするや否や「買います」と私。


















