「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」森功著

公開日: 更新日:

 俳優・高倉健の私生活は謎に包まれているが、最後の謎が、死後に突然現れた養女の存在である。高倉健が死んだとき、その密葬を取り仕切ったのは養女を名乗る小田貴(たか)という女性だった。高倉健の妹や甥、姪は知らせを受けなかったため、葬儀には誰も出席していない。

 高倉プロの専務だった日高も火葬に立ち会えなかった。入籍申請書類の保証人になっているが、日高は何も書かれていない白紙の申請書に、頼まれてサインしたという。高倉の本名は「小田剛一(タケイチ)」なのに、申請書には「ゴウイチ」と振り仮名が書いてあった。

 貴は40億円の遺産を相続した後、高倉の愛車を売り払い、自宅を取り壊す……。高倉健の人生の7つの謎に迫るノンフィクション。
(講談社 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?