頭のコリをもみほぐせば全身の不調が一気に解消

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「ストレスとりたきゃ頭蓋骨をもみなさい」寺林陽介著

 ストレスを感じ続けていると、頑固な肩こりや眼精疲労、食欲不振、寝つきが悪くなるなどの不調が表れるが、ある1カ所をマッサージするだけでこれらを解消できると本書。その場所は、頭蓋骨。骨自体をもむわけではないが、頭蓋骨をもみほぐすつもりでしっかりと頭をマッサージすると、ストレスによる全身の不調軽減に役立つという。

 頭蓋骨と頭皮の間には、前頭筋、側頭筋、後頭筋といった筋肉があり、その中や周辺には微細な血管や神経がたくさん通っている。ストレスを処理するのは脳であるため、頭の筋肉が全身のどの部位よりもストレスの影響を受けやすく、コリやすいといえる。そして、コリを放置して頭の血管や神経が圧迫されると、ストレスへの対処も不十分になり、不調が増し、さらにストレスが増すという悪循環にも陥りかねないのだ。

 頭蓋骨マッサージの方法は非常に簡単で、1日3分程度行えばOK。両手の握りこぶしで耳の上をグリグリと上下に動かすようにもみほぐし、次に手のひらをこめかみに当ててぐるぐると回したら、再び握りこぶしで首すじの頭蓋骨の下のラインを細かく刺激していく。最後に、両手のひらを側頭部に当て、手のぬくもりを感じながら30数えれば終了だ。

 1度行うだけでも、集中力が高まったり視界がクリアになるなどの効果を感じることができるはず。長引く不調があるならば、頭の筋肉をもみほぐしてみては。

 (アスコム 1100円+税)

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