「公家武者 信平 消えた狐丸」佐々木裕一著

公開日: 更新日:

 公家の鷹司家に庶子として生まれた信平は、3代将軍家光の正室になっていた姉の孝子を頼って江戸に下り、武家となった。あまたの悪人を退治してきた信平は、50石の旗本から出世して1400石の領地を賜るようになり、徳川御三家の頼宣の娘・松姫を妻に迎えた。

 3年前、宿敵・神宮路とその一味を倒し、江戸を戦火から救った信平は、妻子とともに平穏な日々を送っていた。そんなある日、信平は訪ねてきた元老中・阿部忠秋から剣客を狙う辻斬りが江戸市中に出没していると耳にする。そんな矢先、武家になるときに父から譲られた宝刀「狐丸」が屋敷からこつ然と消えてしまう。

 公家大名として知られる実在の松平信平を主人公にした人気時代小説の新シリーズ。(講談社 620円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明