• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「本能寺の変 生きていた光秀」井上慶雪著

 茶道・歴史研究家で83歳の著者が強く主張するのが「本能寺の変は豊臣秀吉の陰謀であり、明智光秀は冤罪を被った」という説である。

 そもそも明智光秀と織田信長の間に不協和音あり、という定番が語り継がれてきたが、これは江戸中期の戯作者が面白おかしく描いた「川角太閤記」と「明智軍記」が、史実かのように流布したためだという。

 光秀は死んでおらず、比叡山僧侶と入れ替わった説を展開。家康が幕閣に招聘(しょうへい)した碩学(せきがく)の僧侶・天海こそが光秀本人と説く。比叡山不動堂にある古い石灯籠の謎、徳川家光の出生や関ケ原の戦いの勝因など、驚くべき論拠を重ねていく。説得力もあり、今までの史観が一変する可能性も。たどり着くのは「歴史は時の権力者が歪曲・捏造(ねつぞう)し、都合のよいように書き換えている」という結論だ。 (祥伝社 1600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  2. 2

    崩れた圧勝皮算用 安倍3選という「終わりの始まり」<上>

  3. 3

    やはり妊娠?デキ婚でもビクともしない前田敦子の“規格外”

  4. 4

    追悼・樹木希林さん 貫いた“奇妙な夫婦愛”と“ドケチ伝説”

  5. 5

    安倍3選で現実味を増す “日本版リーマン・ショック”の到来

  6. 6

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  7. 7

    シールで聴衆選別…「ヤメロ」コール徹底排除した安倍陣営

  8. 8

    美女とデート報道 田原俊彦は干されても腐らず再ブレーク

  9. 9

    恫喝して票集めるよりも 討論会用の替え玉を用意したら?

  10. 10

    「安倍3選」を市場は無視…日経平均5日続伸でも“カヤの外”

もっと見る