「君が生きる意味」松山淳著

公開日: 更新日:

 だだをこねる子供を連れた母親が、50%オフのワイシャツのMがないか尋ねた。

 不親切なスタッフが「そのラックになければ、ありません」と答えたので、店長のボクは別の店の在庫を探してみると言った。

 在庫はあったのだが、スーパーバイザーは、店をほったらかしてワイシャツを取りにいくのは店長失格だと決めつける。そして、社内ルールを守らなかったから人事評価に響くと脅すのだった。

 そんな落ち込んでいるボクの前に、心理学の巨人にして、「夜と霧」の作者フランクルの化身の小さなおじさんが現れ、カウンセリングしてくれる。ちょっと奇妙な心理学の本。

 (ダイヤモンド社 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層