「決断の刻」堂場瞬一著

公開日: 更新日:

 建築中の家屋で男の死体が見つかった。日兼コンサルタントの総務課長、安西寛人だった。品川中央署の原刑事課長は深夜、日兼コンサルタントの今川社長に電話を入れた。2人は旧知の間柄だったのだ。社内に問題になるようなトラブルはなかったと今川は言う。 だが、その後、日兼コンサルタントの戦略企画担当の女性社員が失踪していることが判明した。家族は女性社員がパワハラを受けていたと主張するが、会社側は否定している。

 さらに、同社を海外汚職の疑いで捜査していた刑事が姿を消す。

 固い信頼で結ばれた刑事と会社社長が、それぞれの「正義」を模索するミステリー。

(東京創元社 1700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった