「宇宙船の落ちた町」根本聡一郎著

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 大学卒業後、日雇いアルバイトで暮らす佑太はある日、人気アイドルグループの握手会スタッフとして働く。終了後、トップアイドル・りさから紙片を渡される。紙にはLINEのIDが記されていた。疑心暗鬼でスマホに登録すると、りさらしき人物からメッセージが届く。りさはなぜか佑太に、彼の故郷である宇多莉町に連れていってほしいという。

 10年前、佑太の家の裏山にフーバー星からの宇宙船が漂着。フーバー星人たちは難民として受け入れられ、社会に定着する一方、宇多莉町は危険区域に指定され立ち入りが制限されていた。理由は会ってから話すというりさは翌日、長期休養を発表して、本当に佑太の前に現れる。

 人間と異星人の共生について描く長編。

(角川春樹事務所 700円+税)

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