「絶滅野生動物事典」今泉忠明著

公開日: 更新日:

 自然界で起きる絶滅は次に進化する子孫を残すフィルターの効果があるが、人類が起こす絶滅は、自然が必要としている生き物を一種ずつ根絶やしにしている。本書は、産業革命に端を発する人類による大絶滅以降に地上から消えた主な哺乳類と鳥類を解説する「やるせない」動物図鑑。

 かつてオーストラリアなどで生態系の頂点にいた「フクロオオカミ」。タスマニア以外では既に絶滅していたが、タスマニアでもヒトの移住が始まった18世紀に激減。家畜を襲う「ハイエナ」として虐殺されたのだ。1930年代に保護獣に指定されたが、60年以降の目撃情報はないという。

 他にも日本に分布するものだけが絶滅してしまったカラスバト類など。120余種のデータと絶滅に至る物語を紹介。

(KADOKAWA 1360円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    深酒にガールズバー…志村けんコロナ感染で濃厚接触者多数

  2. 2

    阪神の“藤浪コロナ”対応に他球団怒り心頭…開幕さらに窮地

  3. 3

    志村けん感染ルートは特定困難…キムタク「BG」も厳戒態勢

  4. 4

    国民は干上がる 瀬戸際、正念場が長期戦になった衝撃<上>

  5. 5

    藤浪と同席女性3人も陽性…阪神にコロナ感染者が出た必然

  6. 6

    ICU闘病も…志村けんさんコロナ陽性から1週間で帰らぬ人に

  7. 7

    3.30「緊急事態宣言」発令で描く 国会休会の仰天シナリオ

  8. 8

    外出禁止で爆発寸前…プロ野球選手がぼやく自宅待機の現況

  9. 9

    日米球界コロナ禍 値切られる入札選手と20億円失うマー君

  10. 10

    立川志らくをバッサリ…“毒舌の先輩”たけしの批判に説得力

もっと見る