「210日ぶりに帰ってきた奇跡のネコ」藤原博史著

公開日: 更新日:

 迷子になったペットを捜す「ペット探偵」の著者が、これまで手掛けた行方不明になったペットと飼い主の再会の物語をつづる「事件簿」。

 書名の210日ぶりに帰ってきたのは兄妹猫。最初は、神奈川・葉山に住む佐藤家から世話をしている自宅裏の森にすむ野良猫の兄猫を捜してほしいという依頼だった。野良猫をという依頼に戸惑うが、事情を聴くと大分に引っ越すので、懐いている2匹を連れていく予定だという。著者のアドバイスで兄猫はすぐに佐藤家に戻ってくるが、しばらくして再びSOSが入る。引っ越し翌日に兄妹とも逃げ出したというのだ。そこから7カ月かかって見つけ出すまでの詳細をつづる。

 他にも空き巣が割った窓から逃げ出したネコなど、捜索のノウハウも公開しながら紹介。

(新潮社 720円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性