「210日ぶりに帰ってきた奇跡のネコ」藤原博史著

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 迷子になったペットを捜す「ペット探偵」の著者が、これまで手掛けた行方不明になったペットと飼い主の再会の物語をつづる「事件簿」。

 書名の210日ぶりに帰ってきたのは兄妹猫。最初は、神奈川・葉山に住む佐藤家から世話をしている自宅裏の森にすむ野良猫の兄猫を捜してほしいという依頼だった。野良猫をという依頼に戸惑うが、事情を聴くと大分に引っ越すので、懐いている2匹を連れていく予定だという。著者のアドバイスで兄猫はすぐに佐藤家に戻ってくるが、しばらくして再びSOSが入る。引っ越し翌日に兄妹とも逃げ出したというのだ。そこから7カ月かかって見つけ出すまでの詳細をつづる。

 他にも空き巣が割った窓から逃げ出したネコなど、捜索のノウハウも公開しながら紹介。

(新潮社 720円+税)

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