「二人に一人がガンになる」村上和巳著 中山祐次郎+発信する医師団監修

公開日: 更新日:

 日本人の死因トップのがんは、生涯にかかる確率が男性62%、女性が47%。がんで亡くなる確率は男性が4人に1人、女性は6人に1人という。一方で患者の5年生存率は伸び、新薬も次々と登場している。しかし、医学の進歩に比べて患者側のがんに対する理解は深まっているとはいえず、あふれる情報の中には真偽が不明なものも多い。

 本書では、がんとその治療法について知っておくべき正しい知識を解説。そもそもがんとは何かとの基本から、がん検診の必要性、手術・放射線・抗がん剤の3大治療の実際、第4の治療法といわれる免疫療法などの最新治療法、さらに氾濫する情報の読み方や、セカンドオピニオンを受ける際の留意点まで。家族や自分が告知された際にあわてないためのお薦め本。

(マイナビ出版 850円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした