「第5コーナー 競馬トリビア集」有吉正徳著

公開日: 更新日:

 競馬の長い歴史の中に埋もれたエピソードや記録を紹介しながらつづるトリビアエッセー。

 昨年の阪神競馬場での第53回フィリーズレビューでは12番人気のノーワンと3番人気のプールヴィルが同着で優勝を分け合った。中央競馬の重賞レースでそれまで記録された9度の1着同着、さらに地方や海外も含め、過去の1着同着レースのエピソードを紹介する。

 他にも、2014年の第16回阪神スプリングジャンプで優勝した関東馬のケイアイドウソジンなど、平地と障害の両方でステークスウイナー(重賞勝ち馬)になった二刀流の馬や、2017年のダービー優勝馬レイデオロと2着馬スワーヴリチャードのその後の活躍から読み解くダービー優勝の条件など。

 競馬を深掘りしたファン必読本。

(三賢社 980円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み