「終わりの歌が聴こえる」本城雅人著

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 捜査1課の伴奏(ばんかなで)は、沖縄県警から派遣された渡真利(とまり)猛警部補の調べを手伝うように命じられた。

 19年前、カリスマ的な人気があったロックバンド、メアリーのギタリスト、鈴村竜之介が泥酔して風呂で溺死した事件があった。事故死として処理されたが、殺人事件として再捜査されることが決まったのだ。

 被疑者はメアリーのボーカルを務めていた木宮保。当時、鈴村が死んだホテルに勤務していた男が、木宮に脱出ルートとしてホテルの地下通路を教えたと供述したのだ。さらに、ドラッグ常用者とみられた鈴村がコカインを吸っていなかったことも判明する。

「天才ギタリスト」の死をめぐる人間ドラマ。

(幻冬舎 2090円)

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