「終わりの歌が聴こえる」本城雅人著

公開日: 更新日:

 捜査1課の伴奏(ばんかなで)は、沖縄県警から派遣された渡真利(とまり)猛警部補の調べを手伝うように命じられた。

 19年前、カリスマ的な人気があったロックバンド、メアリーのギタリスト、鈴村竜之介が泥酔して風呂で溺死した事件があった。事故死として処理されたが、殺人事件として再捜査されることが決まったのだ。

 被疑者はメアリーのボーカルを務めていた木宮保。当時、鈴村が死んだホテルに勤務していた男が、木宮に脱出ルートとしてホテルの地下通路を教えたと供述したのだ。さらに、ドラッグ常用者とみられた鈴村がコカインを吸っていなかったことも判明する。

「天才ギタリスト」の死をめぐる人間ドラマ。

(幻冬舎 2090円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも